火災保険の保険料は、建物のある所在地によっても保険料は変わります。
所在地の分類は、以前は都道府県の他に地区区分(例えば、東京都の中の区によって保険料率が異なる)もありましたが、2010年1月の火災保険の 改定によって都道府県のみの区分と変更になっております。
ではなぜ都道府県によって保険料率が異なるのでしょうか?
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都道府県によって保険料率が異なる理由は、火災保険の保険料率が都道府県別の事故の発生・損害状況を元に算出しているからです。
例えば東京を見てみると、住宅が密集しております。住宅の密集から延焼による被害拡大が心配されますが、保険会社から見ると消防施設の対応力が高い部分も評価されているといえます。
消防署から現場までの距離や時間、消防署の数などを考慮すると、消火活動に影響がある物理的に不利な地域の方が火災のリスクが高いといえます。こういった判断によって、都道府県による保険料率が異なっているという背景があります。