地方では、通勤や家族の送迎の足として、1家に1台ではなく1人1台車を所有する家庭が多いようです。車を所有し続けるために必要な維持費。ガソリンの高騰が続くなか、「維持費安く抑えたいけどどこから手をつけたらいいか分からない」とお悩みの人も多いのでは?
今回は、車の維持費を簡単手軽に節約する方法を、5つにきゅっと絞って調べました!
目次
1.【節約法その1】ガソリン代を安くする
ガソリンの価格は、地域によって差があります。私の住む宮崎県をはじめ、九州は全国平均よりもガソリン価格が高いようです。製油所とガソリンスタンドの距離が遠いところほど輸送費がかかるため、関東や関西などに比べて、地方ではガソリン代が高くなりがちです。
ここでは、地方でもガソリン代が節約できる方法を3つ紹介します。
1-1. ガソリン価格比較アプリを活用
ガソリン価格はガソリンスタンド各店舗によっても違います。ガソリンの店頭価格を決めているのはそのお店のオーナーなので、隣同士のスタンドで価格が違うケースもよくあります。
そんなとき、便利なのがガソリン価格比較アプリ!たとえば「gogo.gs(ゴーゴージーエス)」なら、地図上にガソリンスタンドの店頭価格が表示されるので、簡単に価格チェックができます。意外と近くに安いガソリンスタンドを見つけられるかもしれません!(一部地域で価格が表示されない場合もあります)
1-2. セルフの給油所を使う
同じ地域内でのガソリンスタンドなら、セルフ給油所の方が1リットル5円前後安い場合が多いようです。自分で給油することに抵抗がないのであれば、フルサービスのスタンドよりもおトクに給油ができますよ!
先ほど紹介したアプリ「gogo.gs(ゴーゴージーエス)」で、「セルフ給油所」と条件検索も可能です。
1-3. エコドライブで燃費をよくする
エコドライブを積極的に取り入れることで、燃費がよくなりガソリン代を節約できます。経済産業省資源エネルギー庁のデータによれば、発進時に緩やかにアクセルを踏むと燃費が1割ほど良くなると示されています。逆に、ワイパー・ライト・エアコンの電装品のうちエアコンの使用は、車の燃費を1割悪くします。車の燃費をよくしたいなら、エアコンのスイッチ(A/C)をオフにしましょう。
必要なとき以外はエアコンのスイッチを切る、急発進の運転はしない、など車の負担を抑えれば車の燃費がよくなりますよ。
2.【節約法その2】自動車保険の補償を見直す
車の保険は、法律で加入が義務付けられている自賠責保険と任意保険の2種類の保険があります。
自賠責保険は、事故の相手方への慰謝料や治療費などを支払う補償で、車の所有者は法律で加入が義務付けられています。いっぽう任意保険は、車の所有者が任意で加入する保険で、対人・対物・人身傷害・車両の4つが主な補償内容となっています。
2-1. 車両保険の見直し
任意保険は、車両保険をつけるかどうかで、支払う保険料に差が出ます。少しでも安くしたいなら、車両保険の補償を見直すとよいでしょう。
「車両保険を付けるのは新車を買ったときだけ」、もしくは「車両保険に免責額を設定する」などして保険料の節約を検討してみましょう。
2-2. 優先度の低い特約をはずす
自動車保険を節約したいなら、特約は必要最低限にしましょう。特約をたくさんつけるほど、保険料は高くなってしまいます。
数ある特約の中で、付けておきたいのは、弁護士費用特約です。「駐車場に車を停めていてぶつけられた場合」や「赤信号で停車中に追突された場合」など、自分の過失割合がゼロの事故のときに役に立ちます。また、同居する家族が車を持っていて弁護士費用特約を付けている場合は、それを家族間で使うことができます。重複加入がある場合は、弁護士費用特約をはずして保険料を節約しましょう。
くわしくは、【はじめての自動車保険】付けておきたい特約・付けなくてもよい特約の記事を確認してください。
3.【節約法その3】駐車場代の節約
地方ならではの駐車場代を節約する方法をお知らせします。
3-1. 田舎ぐらしで駐車場代0円に!
田舎に行くと、一軒家で敷地が広く駐車場スペースがいくらでもある、というところも珍しくありません。一人一台車を所有していても、駐車場代はゼロです。
買い物する場合でも、大型ショッピングモールに無料駐車場が用意されているため、都心に比べ駐車場代の節約になります。
3-2. 駐車場情報は不動産屋に聞こう
地方であっても、県庁所在地の中心駅や中心市街地に近いマンションに住む場合は、2台目の駐車場確保に困ることもよくあります。
近くで便利な駐車場を探したい場合は、不動産屋さんに相談するのも手です。いつも満車状態に見える駐車場でも、月極契約なら入れ替わりのタイミングが毎月あります。前もって街の不動産屋さんに相談しておけば、そういった情報も教えてくれるでしょう。
4.【節約法その4】空気圧をチェックしてタイヤを長持ちさせる
日本は南北に長い島ですから、北と南の地域で気候も全然違います。雪が降る地方では、毎シーズンのタイヤ交換や保管にも維持費がかかりがちです。消耗品であるタイヤを長持ちさせるためには、空気圧の調整が必要です。ガソリンスタンドやディーラーで無料でチェックしてもらえるので、月に一度は点検をしてもらいましょう。
ちなみに、九州や沖縄といった温暖な地域では、タイヤを交換する必要がなく、夏タイヤだけで済むことが一般的です。
5.【節約法その5】セカンドカーを電動自転車やバイクに変える
「転勤で家から勤務先まで歩いていける距離になった」、「運動不足を解消したい」といった人におススメなのが、セカンドカーを電動自転車やバイクに変える方法です。地方は大都市に比べて公共交通機関が発達していませんが、駐輪場などの設備は無料で、スペースも広く使えるところが多くあります。
ちょっとした街乗りや10キロ圏内の移動ならば、電動自転車やバイクを利用するのが楽です。車を1台手放して、電動自転車やバイクなどによるエコな移動を始めてみてはいかがでしょう!「車の運転が苦手」だったり、「車の移動で運動不足を感じている」人におススメです。
6.まとめ:できることから節約をはじめよう!
車の維持費にはさまざまなものがあり、トータルいくらかかっているのかが分かりにくいですよね。まずは簡単に手を付けられそうなところから始めてみて、「これだったらできるかもしれない」というポイントを絞りましょう。
また、車の保険については、ダイレクト型の自動車保険に変更することをおススメします。万が一に備えて補償を手厚くしておきたい人でも、ダイレクト型の自動車保険に加入することで手厚い補償はそのままに保険料を抑えることができるかもしれません!
ガソリン価格の高騰が続きますが、この記事を参考に、少しでも車の維持費の節約につなげてくださいね。
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WRITER
立野 朋子(ライター)
1983年宮崎県宮崎市生まれ。語学留学・短大卒業後、和菓子会社や新聞販売所を経てママ向けライター講座を受講しライターに。主にイベントや新店舗オープンなど、話題のニュースを取材し記事にしています。家族のために頑張るママへ、家族と楽しい時間を過ごせる新鮮な情報をわかりやすくお知らせします。